■応募書類には、履歴書・職務経歴書・自己PR書・論文などがあります。履歴書はすべての企業で提出を求められる書類で、記入すべき内容はほぼ同じものとなります。だからこそ基本的な事柄は間違いなくチェックしておく必要があります。 |
職務経歴書(技術経歴書)は、キャリアをアピールするために欠かせないツールです。必ず履歴書と併せ提出するようにしてください。履歴書と違って書式が自由なので書き方によっては印象がガラリと変わります。より効果的な書き方を考え、積極的に自分の経歴をアピールしましょう。
[1]簡潔で読みやすい文章を心掛ける
[2]記入する内容は整理した上で詳しく
[3]出来る限り多くの情報を記入する |
あなたが自信を持って取り組んできた業務、今後の業務にも積極的に生かしていきたい経験等については、職務経歴書を読む人に対して積極的かつ効果的にアピールする必要があります。現在ではPCを使用して職務経歴書を作成することが一般的となっていますので、アプリケーション(MS Word、Excel等)の持つ機能(フォント、デザイン、レイアウト)を最大限に生かし、メリハリがあり、読み易い職務経歴書の作成を心掛けましょう。
[1]簡潔で読みやすい文章を心掛ける
[2]記入する内容は整理した上で詳しく
[3]出来る限り多くの情報を記入する |
当社の転職支援サービスをご利用頂いている皆様と職務経歴書についてお話する中で、どの企業、どの職種に応募する場合においても同一の職務経歴書で済ませてしまおうと考えている方が多いと感じます。これは大きな誤解で、職務経歴書の大筋は同じでも、応募する企業、職種によってカスタマイズすることはたいへん重要です。
各求人情報には仕事内容や、求める経験・スキル等が明記されています。まずはその内容をしっかりと把握し、次に企業側の採用担当者(人事担当者のみならず、そのポジションのマネージャー)が具体的にどんな人を採用したいと考えているのかを自身でイメージして下さい。そのイメージを元に採用担当者の目を引く重要キーワードや、求めている優先順位などを整理した上で、基本となる職務経歴書をカスタマイズしていきます。更に自己PRにおいても、上記内容を加味した形でそれぞれ書き直していくとより書類選考の通過の確率は上がるはずです。
書類選考は当然人事部などの採用業務を行う部署が提出窓口となっていますが、実際にその書類に目を通すのは採用担当者だけではなく、あなたの希望ポジションのマネージャー(現場責任者)が合否の判断を行うことが一般的です。そうは言っても応募されてくる全ての書類を日々業務に追われる現場責任者の元に送ることはありません。採用担当者が事前に現場よりヒアリングしている募集ポジションにあなたの経験・スキルが合致しているかといったスクリーニングを行いその時点に不合格となる場合も往々にしてあるのです。従って採用担当者はもちろん、現場責任者の仕事の合い間にでもしっかりとあなたの経験・スキルを印象付けられる書類を作る必要があるのです。
■最近特に重視されている部分を意識して作成することも重要 |
私達が採用担当者様から求人内容の詳細をお伺いする際に、コミュニケーション能力は必ず求められるスキルの一つです。日々の業務でのやり取りの中でお互いの意思疎通を円滑に行えるかといったところを特に重視されている訳です。職務経歴書の中でも自身の経験・スキル・仕事の進め方をアピールする上で、常にこのコミュニケーション能力を意識して取り組んできたことをうまく表現出来れば良いでしょう。
「自身のキャリアビジョンをしっかりと描けている人は、その目標に向かって日々仕事に取り組んでいけるし、現在の業務内容が目標と多少ズレがあったとしても志が高い分踏ん張りが利くんです。」これはある採用担当者から伺った印象的な話です。
5年後、10年後に自分がどんな人間でどんな仕事をしていたいのかといったある程度明確な目標を持っている人は、この点についても「今後のキャリアビジョンについて」等の項目を設け、積極的にアピールすることも一つの手段です。
手書きよりワープロで作成し、読みやすく簡潔にまとめられたものが好まれます。
社会に出てはじめての研修内容は、基礎が身についているかどうか確認される部分でもあります。できるだけ詳しく記入しましょう。
会社倒産など退職理由を簡潔に表現できるなら、書き添えておくと良いでしょう。それ以外は「一身上の都合により退社」が一般的です。
職務のどのレベルまで関わり、その担当職務から何を身に付けてきたのか、また受賞歴・実績などがあれば積極的に書き入れましょう。
職務の表記法には、(1)何年何月にどこで何をしたか、時間的経過を追って記述していく編年体形式と、(2)携わった職務分野・技術ごとにまとめる形式の2通りがあります。いずれの方法でも読みやすい箇条書きにするのがポイントとなります。
仕事自体は不変で、開発にあたった製品などが多数に及ぶ場合は、開発に携わった製品名・その用途・使用機種・使用言語・自分が担当した部門・役割などを項目別に整理するとよいでしょう。
役職経験・免許・資格など、キャリアに関するものはもれなく記入したいところです。仕事に関して購読している雑誌があれば書いておきましょう。開発技術者・デザイナーなどは、公表出来る製品パンフレット・作品などを添付すると効果的です。
未経験者の場合は、記載する自分の経験の中からニーズに合致する能力・資質を探し出してもらえるかどうかが勝負の鍵となります。
プロジェクトを羅列するだけのもので、作業工程などを記号で書いてあるもの。
職務経歴書ということで経歴のみしか書かれていない。自らの売り込みが足り無いもの。
どちらも義務的に作成しているという印象を採用担当者に与えかねません。
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